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エネルギー業界の転職

エネルギー業界の求人は増加傾向

省エネなど世界的にも注目されているエネルギー業界ですが、転職などの中途採用においても国内での需要は高まっているようです。
中途採用での求人を管理している企業によると、エネルギー業界の求人は2016年現在、前年の3倍近くも増加しているそうなので、転職を考えている人は狙い目だと思います。

エネルギー業界でもいろいろな分野に分かれますが、これまでは太陽光発電に携わる企業の求人が多かったのに対し、最近幅を広げているのが省エネ関連の企業や日本へマーケットを広げようとしている外資系企業。
いずれも人手が足りていないようなので、今後も求人は増えると見られています。
中でも採用に積極的なのが外資系の企業で、風力発電など再生エネルギーを高価で買い取る日本に算出しようとしているところは多く、また外資系であっても英語力が必須でない企業も少なくありません。

募集職種と年収

前述した風力発電や太陽光発電などの再生エネルギー関連の企業で募集が多いのは、設計から建設までの業務を進めるマネージャー職や、技術力のあるエンジニアなどの募集が多いです。
またエネルギーシステムの運用や保守の募集も多いですが、業務を行うにあたり第2電気主任技術者の資格が必要になるため、人手不足が続いています。

中途採用における業務別の年収を見てみると、再生エネルギー発電所の所長で850万円前後、電力管理業務は500~1000万円前後、プロジェクトの開発業務で600万円前後とかなりばらつきが見られます。
これまでエネルギー業界で働いていた経験のある人は、転職した時点である程度の年収が見込めますが、資格はあるけれど未経験、という人だと年収は低めのようです。

求められる人材

エネルギー業界で特に求められている人材は、プロジェクトの運営を行うマネージャー業務や電力の供給を行う需給管理業務、電力を調達する業務などができる人です。
プロジェクトマネージャーは新規プロジェクトの立ち上げ経験者、またエネルギー業界への人脈が広い人などが求められています。
需給管理においては経験者が少ないという現状があるため、未経験でも採用される可能性が高いです。
中でも金融機関での業務経験がある人、データ解析で大きなプロジェクトに関わった経験のある人は即戦力として活躍できるといわれています。
電力の調達については新しい職種なので、こちらも経験者が少ないことから、営業経験のある人であれば未経験でも採用される可能性があります。

エネルギー業界はこれからどんどん新しいことにチャレンジしているので、ある種の経験があれば未経験の人でも採用されやすく、また需要の高い業界ですので、新しくキャリアをつけたいという人はチェックしてみてはいかがでしょう。